(前半より続く)

――課題みたいなところっていうのはご自分ではどう感じられていらっしゃいますか?

ん〜そうですね〜まあもちろんジャンプが一番大事になってくるんですけど、ただ個々に練習したらできてても、そのプログラムを通して一連の動きでやるとやっぱり確率が落ちてきたりとかするので。ジャンプだけでなく、スピンもしなければならない、演技もしなければならないというところがあるので、ショートプログラムでしたら2分40秒、フリースケーティングでしたら4分30秒、もういかに集中できるかっていうところになってくると思います。

――そのジャンプの技術的なものってのは年々年々上がってきてると・・・

そうですね。

――今男子は4回転・・・
――4回転ですよ!!

はい、まあもちろん挑戦しているんですけども、練習で。今回ショートプログラムにもフリースケーティングにもあの〜組み込まれているんですが、そのやはり世界の選手、また日本のトップレベルの中で戦っていくためにはもう4回転もう必要不可欠になっているのは事実なんですけれども、だからといって4回転だけにかたよってしまって、他の簡単なトリプルを失敗してしまったり、あるいはスケーティングの質が落ちてしまったり、プログラム全体の流れが止まってしまったりすると、全く評価されないんですよね。だから今までのベースがあってのプラスアルファという考えを持っているんですけれども、やっぱりどうしても難しいことなんで、4回転の方へ集中力をとられてしまうんで、難しいなあとは思ってますけれども。

――確かに4分半この〜集中力を持続させるってのは大変だと思うんですけど・・・

そうですね。スキを見せてはいけない競技だと思うんですね。

――えっ、スキを見せてはいけない?

はい。だからジャンプがおりたからといって安心して次の動きがどういうんですかね、やっぱり散漫になったりすると、そういうのも得点に響いてくると思うんですよ。だから、そのプログラムを1つの作品として仕上げなければ。だから、スポーツ選手でありながらも芸術家であるというんですかね、そういった感じもあると思うんですよ、はい。

――はあああ、そうですね。芸術点みたいなのもあるわけですよね。

そうですね。はい。

――その芸術的センスを磨くような、こう努力なんかみたいなのってされてます?

ん〜そうですね〜やはり、まあ基本のプログラムの動きが主になってくるんで、まあ基本的なトレーニングというのはもちろんなんですけども、やはり毎日やってるとどうしてもその楽な方に楽な方に行ってしまうので、必ず毎日チェックしてもらって甘くなっている部分を指摘してもらうようにはしてるんですよ、はい。

――基本的なスケートの動作みたいなものとかですか?

はい。

――今度のNHK杯、熊本で開かれますけれども、あのオリンピックに向けて大きな意味を持つ、岡崎選手にとっても、大会になってきますが、どうでしょう、ライバル・・・

そうですね、まあ日本から本田武史選手と田村岳斗選手と選手がまあ出場するんですけれども、まあその2人だけでなくてですね、オリンピック出場ってことに関していえば、その他のグランプリシリーズに出場する、まあ田村選手・本田選手を含めて5人いるんですけども、まあその選手ももちろんですし、あとジュニアのレベルで出てる選手なんかもまあ例えば世界的にすごく素晴らしい成績を残したりすると、当然シニアの試合に出てくるわけですよ。そういった選手たちもやっぱりライバルになってくるんじゃないかなあと思ってます、はい。

――前回の長野ではやはりくやしい思いを・・・

そうですね、はい、やっぱり・・・

――けがもあったんですよね。夏場に。

夏場、練習中にちょっと骨折してしまったんで、まあそれだけが原因ではないと思うんですけど、やはりくやしい思いをしたんで、今年はぜひ・・・はい。

――日本からは男子2人・・・

あ、僕を含めて3人です。

――・・・え〜出場、オリンピックに出場です。

ああ、オリンピックですね。はい、2人です。

――この中に入るっていうのは・・・

そうですね、まあもうそれを目指してずっとやってきたわけですから、もうとりあえず自分の持てる力をすべて出し切ってあとはまあ結果を待つという感じですかね、はい。

――今年九州地元であるってのはどうなんでしょう?

そうですね、もう初めて九州で開催されるっていうのを聞いた時に、もうこの試合にぜひ出たいという願いがすごくあったんですけど、まあそれがかなったんですごくうれしいんですけれども、その分やっぱりかかってくるプレッシャーっていうのも大きいと思うんで、そういうものに負けずに自分の持てる力をすべて出し切れればいいなと思っています。

――ぜひこの大きなね、体格をフルに活かして・・・
――たぶん九州だっていうのを聞けば、みなさんから応援が来ると思いますんで。

はい、頼もしいです、はい。

――それを受けていい演技を見せてください。

はい。

――えー吉報を待っております!

あ、はい。

――ありがとうございました。
――ありがとうございました。

ありがとうございました。

(スタジオから)
スポーツ選手でありながら芸術家、ぜひ氷の上でやってほしいですね。
魅せるという部分と観客を乗せつつ自分も乗るという、そういった意味では地元の大会というのは1つメリットになるのかなあという風にも思います。

前半へもどる