Photo:Yoshiko Ariyoshi
スポーツ情報! 〜「目指せ!ソルトレーク」

2001年11月15日(木)18:39〜18:44
NHK「おっしょい!福岡」(福岡県地方放送)
出演時のインタビューです。

(青字は男性アナ、赤字は女性アナの発言です。)




(スタジオから)
今日はですね、ソルトレークシティオリンピックの話題です。来年2月の開幕を控え、代表選手の選考はこれから本格化します。
ウインタースポーツが盛んではない福岡県からも出場を目指す選手がいます。今回が最後のチャンスと考えているフィギュアスケートの選手です。

(画面が飯塚アイスパレスでのSPの練習風景にに切り替わる。岡崎選手は黒のややハイネックの長袖Tシャツ、黒ジャージ、黒手袋。)

――岡崎真選手。25歳。フィギュアスケートの男子シングルの強化選手の中では最も年齢が高い選手です。年齢的にみてオリンピックへの挑戦はソルトレークシティで最後だと話します。代表選考がかかった大きな大会が間近に迫り、練習にも熱が入ります。

(岡崎選手の話)
ライバルもいるんですけれども、人うんぬんよりもやっぱり自分の持てる、今まで15年間スケートやってきたものが、すべてが出せればまあ、あとは結果はついてきますんで、持てるものすべて出し切ってしまえば、あとでもう悔いが残らないと思うんで、まあそうやって後悔しないような演技ができるようにしたいです。

(飯塚市街の風景)
――岡崎選手は広島市出身ですが、高校を卒業した後、練習拠点を飯塚市に移しました。

(整骨院での電気治療の様子。)
――3年前の長野オリンピックでは大会の前の年に練習で右足を骨折。力を出し切れず出場を逃しました。今もほぼ毎日整骨院に通って練習で痛めたケガの治療に余念がありません。

いざじゃあ2ヶ月練習を休んで練習を始めた時に思うように体も動かないですし、やっぱり氷の上でも自分の足じゃないみたいだったんで、まあこれで本当に間に合うのかなというすごく不安な気持ちでいっぱいだったんですけれども、1年1年を大事に積み重ねていって、もし自分でもう一度目指せそうだったら、まあ4年間がんばってまあ次のソルトレークまでがんばろうっていうふうに決めたんですけども。

(練習+河野由美コーチの指導風景)
――岡崎選手の指導をしている河野由美コーチです。岡崎選手が12歳の時から指導しています。長野オリンピックへの出場を逃したあとも落ち込んだそぶりをみせず練習に打ち込む岡崎選手の姿を見てきました。

(河野由美コーチのお話)
ずっとまじめにスケートだけをやっているっていう・・・堅物のような子ですかね。スケートだけの子って感じですよね。けがをしない自分が4年後にいたらオリンピックを狙いたいというのをずっと言っていましたから、今のところ無事に来てますので、なんかいい方向になっていると思うんですけれども。

(ジャンプ練習風景〜ステップの練習風景)
――今はケガの影響もありません。足への不安がないため果敢にジャンプの練習に取り組めます。今月開かれた西日本選手権で優勝するなど調子は上がってきています。身長178cmというフィギュアスケートの選手としては大きな体を活かしたダイナミックな演技が岡崎選手の特徴です。NHK杯や全日本選手権という大きな大会を控え、より確実な演技が求められます。

(岡崎選手の話)
今までやってきたものがどういうんですかね裏付けみたいになっているんで、過信しているんわけじゃないんですけれども、やっぱりちょっと自信みたいなものが少しあるんで、まあそれがいざ本番で試合の時にも演技の中で出せればいいなと思います。

(SPのエンディングの練習風景)
――最後の挑戦にかける岡崎選手。3年前の悔しさをはらすため、氷上の演技に自分の持てる力のすべてをぶつけます。

(スタジオから)
フィギュアスケートってね、優雅さとそして力強さを求められると思うんですよ。そういう部分をどんどん磨いていい演技をしてほしいですね。
そうですね、表情からも自信がみなぎってましたからね。がんばってほしいところです。

以 上